今回はモノラルでバラックを組み立ててみた訳だけども。
取り敢えず、バイアスの”掛け方”が若干変わったものの
概ね想定通りの動作点で動いてる模様。
ついさっき、初めて音が出た所です。
ハムは、ヘッドホン使っても聞こえないレベルで消えてくれてます。
ちょっと気になる所があって、定電圧放電管が放電を始める所で
小さいながらボツッと音が出ちゃう現象が。
抵抗に置き換えると805の時に分かった問題点が再発しちゃうし…。
皆さんどうしてるのかしら。
OPTの1次側・2次側をいじって負荷インピーダンスを3.5k/5k/7kと
切り替えて聴いてみた所、7kΩの結果が良さそうなので
本組みの時の配線は7kΩで行ってみようと思います。
今は無帰還で聴いているのだけど、高音から低音まで
それなりに出ている模様。悪くないんじゃないかしら。
f特とゲイン測定して、NFBどの程度掛けるか検討…するのは
本組み後の調整段階で良いかなー。
しかし、このサイズのトランスで想像以上の低域が出てほくほく。
東栄のOPTが好きになりそう。 高域特性暴れてなければいいな。
視覚的にも面白いし、部屋で使うならこのサイズで十分だね。
ぬわ、なんだか聴いてるうちにどんどん音が変わってきました。
今までちょっと籠もり気味だなと思ってた高域が明らかに澄んできましたよ。
でもどうしてだろう。部品の物性が変わったとは考えにくいし…。
まだまだ分からない所が沢山ある世界だな…。
やはりrpが7kΩということですから、最大出力はその辺でしょう。ただ歪から言えばもう少し大きいほうが下がるのでDFも大きくなりますし比較してみたらよいかも。といってももう取れないかも知れませんが。
東栄のOPTは性能は概していいですよ。高域も素直なのでノグチあたりとは大分違うのでNFもかけやすいです。
放電管は使ったことが無いので良くわかりませんが、動作開始で急に電流が流れて不連続になるのではないでしょうか。ということは常に動作状態で使う必要が有るのかな。
時間と共に音色が変わるのはエージング効果でしょう。それと、プレート電流をいじっても音色が変わると思いますよ。
ケン さん>
今回のOPTでは、どうやら7kが最高みたいです。
色々調べてみたんですが、インピーダンスが7k以上のOPTは
pp用が多くて、シングルではあまり選択肢が無いようですね…。
>ただ歪から言えばもう少し大きいほうが下がるのでDFも大きくなりますし
そうそう、これは805の時に体験しました。
面白い現象ですけど、設計段階で1次インピーダンス選定に悩んじゃいますよね。
ユニバーサルOPT万歳です。決めうちのは怖くて買えません (^^;
>動作開始で急に電流が流れて不連続になるのではないでしょうか。
私もそうだと思っています。
HP漁ってて、放電管とパラに抵抗を入れている例を見つけました。
放電管が起動するまでの間に後続回路に電流を流しておいて
起動時のポップノイズを軽減させようとしてるんだと思うのですが
放電管、ちゃんと起動するのかな…。この手法。
松本 さん>
>時間と共に音色が変わるのはエージング効果でしょう。
前の805の時は、正直よく分からなかったんですが
今回のは、びっくりする位変わっちゃいました。
高域が籠もったような音だったのは先に表現しましたが
特定の周波数…というか、特定の音色の時だけ歪みっぽい音が出てきて
定数間違ったかと萎え萎えだったんですが、それも綺麗に無くなっちゃいました。
(いわゆる”サ行”が荒れる 的なのが出てました。
ものの例えで、”サ行”が荒れない訳ではありませんが… (^^; )
よく考えたら、回路定数がダメで歪みが出てるなら、全てにおいて出ますよね。
>それと、プレート電流をいじっても音色が変わると思いますよ。
これは歪率とは違う意味で歪の出方が変化するからでしょうかね。
300BとかEL34の音 みたいな品種固有の音があるのも
この辺に理由が有るのかしらと、勝手に思ってます。
NFBかけ過ぎると、”平板”とか、”面白みのない音”になるって
言われてますけど、球固有の味としての歪みまで減ってしまって
このタマじゃないと聴けない音じゃなくなっちゃう って意味かなぁと。