時計を作るプロジェクトの一環で、前回は昇圧回路や桁ドライバなどを
作っていたけど、正確な時計合わせの為に標準時間電波(JJY)を受けて
時刻で返すモジュールが欲しくなった。
@yuna_digickさんと相談して、大まかな仕様を決めて回路設計。
JJYは茨城局の40kHzと九州局の60kHzに対応。RTCも乗せ、コマンドを受けた時に
現在の時刻をシリアルポートで応答するもの。
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サイズが小さいのだ。13mmx55mm、高さ13mmに収めなくちゃならない。
今回のは機能実証機で一回り大きく作られているけど
既に同等機能を網羅している小型版の設計は完了している。
最近やっとJJYレシーバ部分の部品を搭載し始めた。
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計算では40kHz付近に同調しているはずなのに、試験受信では受信できず。
写真のユニバーサル基板は、アンテナの同調を確認する為に作った
フランクリン発振回路。 同調周波数で発振してくれる優れもの。
どうやら想定よりもバーアンテナのインダクタンスが小さいよう。
仕様値-14%って、全然合ってないだろと思うんだけどマニュアルチューニングの
ラジオ用だと十分なんだろうな。
インダクタンスを大きくする訳に行かないので、同調コンデンサを追加。
修正後は無事40kHzバンドでのJJY信号受信を確認出来た。よしよし。
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しかしまぁ、か弱いというか何というか。
机に置いてある液晶モニタ、部屋のインバータ蛍光灯などなど
インバータが載ってる機器を近づけると受信不能になるのだ。
どうもこれは市販の製品でも同じようで、多分ヒトが寝た後に
こっそり同期しているに違いない。
心配したのが、常に近くで動作しているであろうニキシー管用の
昇圧回路で。 動作させながら接近させてみた。
50mmより近くなると受信出来なくなるが、まぁ問題ないだろう。
電源ラインからの妨害は回避出来ているようで、昇圧回路と
同じ電源ラインに繋いでいても問題は起こらなかった。
ハードとしてはこれで概ね完成。
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後は同基板に搭載しているマイコン用のソフト書きが残っていて、
今はどういう処理をして時刻に復調しようか、コピー用紙を前にして
ウンウン唸っている状況。 早く動かしたいね。
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