[ 電子負荷 ] 困った問題。

困った。
精度高く電流制御が出来て、電流モニタも出来たまでは良かったのだけど
端子電圧の測定値に誤差が出てしまう問題がなかなか解決出来ない。
分かっているのは電流0の時は値がよく安定している事と
電子負荷に電流を喰わせると、喰わせている電流値に比例して
測定電圧に誤差が出てくる事。

電圧測定端子の電圧をテスタで測っても想定通りの電圧で
モニタ電圧のように誤差は出ていない。

結果的に、GNDの電位差が誤差を引き起こしていた模様。
今回の電子負荷は、大電流が流れる定電流回路のリターン側を
制御回路のGNDと同一電位として構成していたのだけども
電流が流れると、配線抵抗x電流で発生する電圧分だけ
全く電流が流れていないGNDとの間で電位差が出ちゃうわけ。

悪いことに、大電流側をボード上のGNDにしてしまっていたために
電位が高い側のGNDがボード上の基準となってしまい
それよりも(電圧降下分だけ)低い電圧をADCが正しく受けられなかったみたい。

その証拠に、電位差が出ているGND間をショートしてやると
電圧計のマイナス側がしっかり測定範囲に入ったため
テスタの指示値とモニタ値が一致した。

何の事だか分からないと思うけど、結局はADCの入力範囲を
超えた入力を(結果的に)しちゃってたって事。
そりゃ正しく測れないわな。

原因が分かれば修正は簡単。
ボードのGND接続点を変更、電流を最大で流しても問題ない事が確認出来た。

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