発端
今まで何も更新しないで何をしてたかって?
コレ を作っていました。
はい、チップマウンタです。
ソフトウェアはOpenPnPプロジェクトの成果を利用させていただいています。
概ね動くようになってきて、実際に実装してみようと思っていたんですが…
部品を吸着させるのに、負圧が必要になります。
やった事ありますよね? 氷をストローで吸って持ち上げてみたりしたこと。 アレです。
圧縮空気を利用してベンチュリ効果で負圧を作るエジェクタという部品があって、今までそれを使ってきたんですが、圧縮空気の消費が激しくてコンプレッサを常時動かさなきゃならない。 これは一般のご家庭には難しい。 なによりうるさいんです。
そこで、Amazonで真空ポンプを買ってみました。 モータでピストンを動かすやつです。
まぁこれも大きな音がします。 しかも筐体がプラで出来ていて長時間動かしていると弁が熱(空気を圧縮すると発熱するんです…)で溶けてしまいました。 短い寿命でした…。
どう動かす
前振りが長くなりましたが、まぁそういう事で
- 静かで
- 必要な負圧が確保出来る
何かを用意する必要がありました。
まぁ0から作ってもいいんですが、最近プライベートに割くことが出来る時間が減ってまして
M5社さんが売られている、atom_hdriverというものがありまして。
https://docs.m5stack.com/en/atom/atom_hdriver
esp32に24V/1.5Aまで対応のフルブリッジが付けられます。 らくちん。
今回使おうとしている負圧源として、村田製作所の MZB3004T04 というピエゾ式のブロワを使おうと思っています。
小さくて、騒音が小さく、サイズの割に静圧が確保出来る(-50kPa程度) というのが魅力でして。
しかし、皆さん駆動に苦労されているんですよね。 OpAMP使ってみたり、Trを駆使して頑張ってみたり、Arduinoのポートに直結してみたり。
当初は基板を起こすつもりでいたんですが、何分時間がない。 有るモノは買う方向で、atom_hdriverに行き着きました。
esp32にはLEDCという便利な機能があります。
原発80MHzから任意の分周をして、好きな周波数・好きなデューティ比で最大16本まで独立して出力する事ができます。
(当初それを知らず、atom_hdriverを2セット買ってしまいました。
製品そのまま使うなら、2個買って正解なんです。 atom_hdriverはフルブリッジが1チャネルだけなんですから。
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ピエゾブロワを動かす2
ブロワを2個使う 出来ることなら負圧として取り出す圧力をもっと取りたいわけです。 -80kPaくらいまで。 ブ…
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ピエゾブロワを動かす1
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